Entries

much の用法 3 (Crash Course) 訳例 その4

It's often said that
you can have too much
of a good thing.
Take an energy-saving drive.
There's only so much
you can do to save energy
until productivity suffers.
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
とはよく言われることです。
省エネ運動を(例にとって)考えてみましょう。
省エネにも限界があり,
その限界を超えると生産性が落ちてしまいます。
For instance, at the height of summer,
your company's CSO (Chief Sustainability Officer)
may announce like this:
You won't so much as
turn on air conditioners
until you meet the power-reduction target.
たとえば,夏の真っ盛りに,
あなたの会社の環境適合担当 最高責任者が
次のように言い放つかもしれません,
「節電目標を達成するまでエアコンをつけることさえなしですよ」。

In the short run,
the CSO may well gloat
as he sees electricity meter readings falling.
短期的には電力検針計の示す値が下がって,
環境適合担当 最高責任者は
きっと ほくそ笑むことでしょう。

However, as employees' performance slows down,
loss in productivity creeps in,
resulting in an increase in overtime,
which in turn leads to more power consumption.
しかし従業員が仕事をこなすペースが鈍り,
生産性の落ち込みが徐々に忍び寄るにつれて,
結局のところ残業量が増え,
それによって消費電力量が増えてしまいます。

So much for an energy-saving crusade!
省エネを目指すどころの話ではないですよね。


So much for......
「…してもだめじゃん/意味ないじゃん」とか
「…と言ってるけど実際には違うじゃん」
といった語感を持った口語表現です。
文脈によって「…なんてよく言うよねぇ」
などと臨機応変に訳されることが多く,
日本語の定訳がないぶん,
しっかりと文脈と語感を理解していないと
上手く訳せない英語表現の一つとなっています。

この So much for...... が出てくると,
私は日本語独特の ある表現を思い起こしてしまいます。
それは「本音」と「建前」です。
たとえば,普段は「経費節減,経費節減」
と念仏のように口やかましく言っている経営者が
高級レストランでの会食を会社の経費扱いしているのを
社員が知ったら,その社員は次のように言うかもしれません。
So much for President's cost-cutting mantra!
「社長の経費節減のお題目なんて 所詮は建前じゃん。」


ちなみに英語で
「本音」と「建前」に厳密に当てはまる言葉はありませんが,
いくつか似たような表現がありますので
以下にご紹介します。
what you ostensibly say in contrast with what you really mean
「表向きで言っていることに対して,本当に意図している事柄」

implicit meaning behind explicit statement
「明確な発言の行間にひそむ言外の意味」

overt statement versus covert intention
「表向きの声明に対する隠された意図」

hidden agenda behind expressed agenda
「表向きの企図に隠された陰謀」

substance as opposed to rhetoric
「弁舌に対する中身」

"much の用法 3 (Crash Course) 訳例" その5 は近日中に掲載します。

ためになる と思われる方には
下の[英会話スクール] [拍手]をクリックして頂けると うれしいです。
にほんブログ村 英語ブログ 英会話スクール・教室へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://lingofield.blog.fc2.com/tb.php/50-1190f3ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

LINGOSTIR

Author:LINGOSTIR
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR