Entries

Let it go は ありのままでは使えません

大人の方々や子供たちに,各人の必要や能力に合わせて
英語を教えている仙台市の英語教室です。
ブログを通して英語情報をお伝えしています。


As one door closes, another one opens.
言い換えると
When one window of opportunity closes,
another one may open in front of you.

「一つの機会・チャンスが閉じても,
また別のチャンスが目の前に開かれるかもしれない」
といった意味ですが,

海外ドラマの日本語字幕を見た方々が
捨てる神あれば,拾う神あり
One man's trash is another man's treasure.
と同じだと思っておられるケースがあるようです。

実際のドラマを見ていないので,はっきりとは言えませんが
「何かの機会を失った人に対して,
 誰かが新たな機会を提供してくれた」
といったような場面で使われている
のではないかと想像します。

こうした door-close, door-open
という 対照 ( contrast ) を
「機会・チャンス」 という意味で用いた名言といえば
 Alexander Graham Bell の
 Sometimes we stare so long
 at a door that is closing that
 we see too late the one that is open.

  「閉じられる機会に執着するあまり,
  開かれているチャンスに気付いた時にはもう遅い
  ということがあるのです

 が思い出されます。
 ( 確かヘレン・ケラーも同様のことを言っていたように記憶しています。)

字幕の日本語が元の英語の意味と同じだとは限りません
というか,
少ない時間とスペースの中で意味を伝えようとすれば
元の英語からは かなり飛躍した意訳
(時には結構すっとんきょうな訳) になるのは
至極当然
だと言えるでしょう。

例えを使って説明すると,
Let it go.何かを解き放つ
と言う語感で使われるこの言葉を
今や多くの英語を知らない日本人が
「ありのままで」 という意味だと誤解
しているかもしれません。

もちろん特定の文脈や場面においてなら
「ありのままの自分を解き放つ
という意味で使われることでしょう。
でもそれはきわめて限定的な使い方です。

例えを使って説明すると
もし街中で Let me go ! と切迫した大声を聞いたとします。
その時あなたは「ありのままの自分にして!」
という意味だと思うでしょうか?

もちろん,その英語で叫んだ方は,何かトラブルに巻き込まれて
私を掴(つか) むのをやめて離してちょうだい!
という意味で叫んでいたに違いありません。

もう一つの例えです。
英語で Let go of your own self-image.
とアドバイスを受けたら,
「自分自身に抱いているイメージをありのままに解き放って実現する」
と受け取りますか?

おそらくアドバイスをした人は
自分自身に抱いているイメージを捨て去りなさい
というつもりで言っているはずです。

なぜなら,let go of... には
…を手放す」 「…をあきらめる」 という意味があるからです。
 例: Let go of the rope.
   「掴(つか) んでいるそのロープを放(はな) しなさい」
   You have to let go of an inferiority complex.
    「劣等感 / コンプレックスを捨て去らないとダメだよ」

さらに
2月8日の記事 「人が重複したら,どうなるか」 にも書きましたが
let him go
彼を解雇する」 という意味にもなり得るのです。

そういうわけですので
映画やドラマで英語を勉強することは確かに益になりますが,
その際は字幕の日本語を鵜呑(うの) みにせず
元の英語をきちんと把握した上で,
信頼の置ける情報元でちゃんと調べて
意味を正しく理解することをお勧めしたいと思います。

ちなみに
ありのままの自分でいなさい」 と言うのであれば
Just be yourself. とか
Be true to yourself. と言えますし
ありのままの自分でいたい」 のであれば
I just want to be true to myself.
などと言うことができるでしょう。

もし,よろしければ
下の[英会話スクール] [拍手]
をクリックして頂けると ありがたいです。

にほんブログ村 英語ブログ 英会話スクール・教室へ
にほんブログ村
無料体験レッスン受付中
Phone: 022-232-2027
e-mail: lingo.field.english@gmail.com
代表/講師 山田 茂
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://lingofield.blog.fc2.com/tb.php/220-9e749e47
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

LINGOSTIR

Author:LINGOSTIR
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR